8月末に京都へ移住し、1ヶ月ほど経過しました。引越し後2週間は自粛をしていたため、町を出歩いたり、ジムに通い始めたのが3週間前です。ふとしたタイミングで「京都に越してよかった」と思っています。京都に移住した経緯や、移住して感じることなどを書いてみます。
東京を出ようと決意した理由
私はIT企業に勤務しています。新型コロナウィルス拡大予防のため、自宅勤務が始まったのが2020年2月末。それ以降、仕事はずっとオンラインでした。私が務めている会社では、数年前からリモートワークができる環境でした。そのため、業務に支障はなく、切り替えもスムーズにできました。(とは言え、はじめてのことも多く、模索することももちろんありました)成果についても、これまでずっと模索していたことの解決策を見つけることができ、良い成果につなげることができました。このようにリモートでも仕事や成果に支障がないこと、弊社では今後も引き続きリモートワークを続けることが決まったことから、東京に住まなくてもいいのでは?と考え始めました。
東京に住んでいても、友達とはZOOMを介して話し込んでいましたし、欲しいものは何でもオンラインで買えてしまうし、ますます東京に住む理由が見えなくなっていました。これまで勤務地に縛られた居住地の選択しかできませんでしたが、その枠が広くなり、住みたいところに住んでみよう!と決意しました。
京都に移住を決めた理由
「昔から、一度住んでみたいと思っていた」これに尽きると思います。高校生の時から、お小遣いをためて京都に1人で遊びに行っていました。そのくらい、京都の雰囲気が大好きでした。
他にも選択肢がなかったわけではありません。沖縄にも住んでみたいし、軽井沢や山梨も魅力的だと思っていました。沖縄は、弊社のリモートワークのルール的ではNGだったため除外。軽井沢や山梨については、生活するために自動車が必要であり、1年くらいしか住まないかもしれないのに車を買いたくないと除外しました。
結局、一番住んでみたかった京都への移住を決めました。
移住はスピーディーに進めた
会社の発表から「どこに住むのかわからないけど、とにかく引っ越したい」と思い、まだ何県に住むのかも決めていない段階で退去届を出しました。退去届を出した以上8月末までに家が決まらないと住む家がないので、オンラインで必死に探しました。(家探しから契約まで全てオンラインだったため、入居日にはじめて家を見ました。それにしては大満足の家を見つけることができました。オンラインでの家探しについても今度まとめてみます)
7月中旬 弊社で永久的にリモートワーク体制にすることが決まる
7月下旬 ひとまず8月末に引っ越しを決め、退去届を提出。その後家探し開始
8月上旬 家が決まる
8月下旬 京都移住
京都に引っ越して気づいたこと
京都で生活してみると、いろんな事に気が付きます。住んでみないとわからないことも多いので、もし京都に住んでみようと思っている方は参考にしてみてください。
住所編
- 住所に通り名が入ることがとても嬉しかった
- オンラインで住所を書くときに、通り名でエラーを吐かれることがある
- 嬉しかった通り名も、何度も住所を書くと面倒なので省略するようになる
- 運転免許証の住所は通り名が必須
- 役所の入居届にも通り名が入っているので、これが正表記
- (住所ではないが)毎日17時に防災用スピーカーから流れる音楽がない
人編
- 観光客は結構たくさんいる(お店の人によると、今いる日本人と同じ数だけ外国人がいたそう、、、!!)
- 関西弁を感じる
- 平日は街に若い人が多いと感じる(絶対数では東京の方が若者が多いと思うけど、若くない人も多いので、割合的にそう思えるのかな。土日は観光客が増えるので若くない感じがする)
- エスカレーターの立つ位置が自由。右も左の五分五分。前の人に倣うかんじでもなく、自由に立っている。関西なので右に立つと思っていた
- 横断歩道の守られ率が東京より遥かに高い気ががする(東京では左右から車が来ていなかったら渡ってしまう人も多いけど、京都では青になるのを待っている人が多い)
移動編
- 坂もなく、道が碁盤の目になっているので本当に歩きやすい
- 電車、バスに全く乗らなくなった(自転車と徒歩でだいたいどこにでも行ける)
- 交通系ICカード(私の場合はPASMO)を持ち歩かなくなった
- 人の歩くスピードがゆっくり(観光客がいるからか、京都の人もゆっくり歩くのかはわからない)
- 自転車が多い
- 自転車専用レーンが車道にあることもあり、それはとてもよい
- 自転車を停める場所に困る。街中に駐輪場があっても空きがなく困る。街中に行く時は歩きで行く
宅配物編
- 段ボール回収が週一から月一になり、とても辛い
- 段ボールが溜まるので出来るだけリアルで買おうとするようになった(結局無くてECに落ち着くこと多々)
- Amazonからの荷物は翌日には届かない。Primeなのに何日か掛かることもしばしば。
- 東京ではAmazonからの荷物はAmazon専用の配達会社から届くことが多かったが、こちらではまだ見ていない
- ヤマトはトラックではなく、リキシャ?シクロ?みたいなもので運ぶのが主(道が狭いからかな)
スーパー編
- お惣菜に煮魚や焼き魚がたくさんある(東京のスーパーより種類がある)
- オーツミルクがスーパーに売っていない(高級スーパー行ってみたけどそこにもない)
- アーモンドミルクは種類が少ない
- 豆乳ヨーグルトは買える
- 飯尾醸造のお酢が至るところで購入できる。またバリエーションも豊か(さすが京都のお酢!昨年、醸造見学に行きましたが、お酢造りに対する情熱が半端なかった!一度は行ってみてほしい場所)
お店編
- センスの良いおしゃれなお店が思ったよりたくさんある
- 今っぽいおしゃれなコーヒー屋も多い(GoogleMapでは喫茶的なお店のほうが上位に掲出されるため、こういうコーヒー屋はあまりないと思っていたけど、あってよかった)
- 東京で「お、ここは何のお店だろう?」と思うと美容院である確率が高いが、京都の場合、宿泊施設である確率が高い
- 仕事できそうなカフェは結構ある。ホテルの一階が使えそう
- 厨房が外から見える造りの飲食店が多い(なんだか美味しそうなお店に見える)
- 餃子屋が多い(なにこれ?)
- 大阪の食文化の恩恵が受けられる(551やたこ焼きなど)
最後に
京都に引っ越してから、散歩が楽しく、和菓子が美味しく、新しい刺激が多いので、新たな視点も生まれています。現状、オフィスの遠くに住むことできない人の方が多いと思いますが、チャンスがある方は検討してみてはいかがでしょう? 私は、ひとまず1年住んでみようという気持ちでおり、来年は東京に戻っているかもしれませんし、また別の町に引っ越しているかもしれません。その時々に柔軟に決めてゆこうと思っています。