ロサンゼルスで体験したVR( スピルバーグ監督も出資するVR体験施設「Dreamscape」を体験してきた in ロサンゼルス)について、現地の友達に話したところ「Teslasuitという、VR専用のスーツがあるよ」と教えてもらいました。そのスーツを着ると、人にタックルされたり、撃たれたりする感じまでリアルになるそう。とても興味を持ったので、少し調べてみました。その内容をまとめてみます。
Teslasuitとは
世界初のVR専用のフルボディスーツを製造する「Teslasuit」は、2016年にロンドンでスタートしたスタートアップで、crunchbaseによると、現在101-250人ほど従業人がいる会社になっているよう。ちょっと調べた程度では企業価値はわからず。2018年のCESで発表したスーツは、2019年に入り、下記のような華々しい賞を受けています。
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CES Innovation Awards in VR/AR(2019年1月)
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Future Unicorn Award(2019年2月)
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the Red Dod Award(2019年3月)
またリリースはまだされていないのですが、2019年中ではないかという記事を見つけました。
私が過去に体験したことがあるVRでは、最大6箇所(両手、両足、頭、背中)に振動するベルトをつけたことがあります。Teslasuitでは、スーツ全体に触覚フィードバック(Haptic feedback)が受けられるようにセンサーが埋め込まれています。人とハグしたり、ぶつかったり、タックルされたり、撃たれたりと言う感覚も味わうことができます。また、温度調整のできるセンサーも入っているようで、冷たくなったり、熱くなったりもするそう。そのため、よりリアルな体験ができるそうです。
リアルになるほど気になる精神への影響
2018年10月、「ギロチン」のVRを体験した人が、しばらく動けなくなったというニュースを読んだことを思い出しました。(詳しくは、Moguliveで読んでください)
こちらは振動も触覚フィードバックもないVRだけのもの。ただ、VRを体験したことがある人はわかると思いますが、高いところにいる映像を見ている際、後から押されるとドキッとします。それも、ものすごく。VR体験に慣れてきたときなら、自分からVRであることを言い聞かせ、崖からジャンプだってできちゃいます。ただ、何度体験してもとっさのことだと一瞬リアルだと思ってしまいます。
私は、リアルでもVRでもギロチンを体験したり、撃たれたり、殴られたり暴力的な体験は絶対したくないです。もし何かを体験する際、知らなかったじゃ済まないこともあるかもしれないので、その点は注意してくださいね。
Teslasuitはエンタメだけのものではない
話をTeslasuitに戻しますが、Teslasuitのウェブサイトを見ても、VRゲームやeスポーツなどの利用をイメージするような画像がたくさんあります。また、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとテレビの体験を変えるような模索もしているようです。
また、そのようなエンタメだけでなく(eスポーツはエンタメ?スポーツ??)、会社の職業訓練トレーニングや、身体トレーニング、スポーツトレーニングなどの利用も視野に入れているとのこと。
触覚フィードバックのあるジャケットなど他のスタートアップも出てきています。今後、このようなジャケットやスーツを着てVRを体験する日が近くなっているのかもしれないですね。早く、このスーツを体験してみたいです。今後の発展も大期待!