来店して気づいた「Amazon 4-Star」の狙い

927日(アメリカ時間)、ニューヨークのSOHOに「Amazon 4-Star」というお店がオープンした。Amazonは、「Amazon Books」や「Amazon Go」など様々なコンセプトの実店舗をオープンさせているが、このお店のコンセプトは「Amazonのレビューで星が4つ以上の商品が揃うお店」と新たな試みだ。オープンから10日ほど経ったお店を訪れたので、レポートする。

立地が非常に良い

SOHOのメインストリートであるSpring St. の路面店で人通りが多く、駅からも近い。店舗に入ると、アマゾンカラーのラックがたくさん並べられており、ラックの上に書かれたカテゴリに沿ったアイテムが陳列されていた。

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4つ星以上の商品があるはずなのだが、商品がない!!

品揃えは、家電、子供のおもちゃ、キッチン用品、書籍など幅広い。ラックのカテゴリとしては「年代ごと子供向けおもちゃ」「Smart Home Devices(スマートホームデバイス)」とAmazonそのままのものもあれば、「Travel Essentials(旅行)」「lets go on(ピクニック的な感じ)」とAmazonでは見つけられないカテゴリもあり様々。それぞれ、どんなものか分かったため、ウェブサイトと同じ表記でなくても問題を感じなかった。

通常のスーパーなどでも陳列される商品には名前と値段のある札があると思うが、この店舗の札には、星の数とレビュー数も記載されていた。

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問題だと感じたのは、ラックがガラガラと空いているところが目立つことだ。大人気で売り切れているのか、補充が間に合っていないだけなのかはわからないが、スペースが穴だらけであることはネガティブ。星が4以上の商品は五万とあるはずなので、穴を作らないようにする努力はできるはず。スクリーンショット 2018-10-27 16.52.50.png

会計はレジ、バーコード読み取り機は定常運転

こちらの店舗は、Amazon Goではないので、会計はレジで行う。店内にはバーコード読み取りがあったので、もしかしたらそちらでもできるのかも?と商品のバーコードを読み取ったところ、決済が出来ないどころか、商品の名前と値段のみしか表示されなかった。コンセプトにマッチさせるのなら星の数を表示させた方がいい。また、商品のレビューなどを読ませるくらい気が利いていてもいい。一人の人がずっとレビューを読んでしまう可能性も考えると微妙だが、現状の役割が少なすぎる。

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つ星以上と言われても特別感が薄い

商品の選定は、レビューの星の数、売上データ、ほしいものリストデータを使用して選定しているとのこと。しかし、全体を通して、特に欲しい商品はなかった。商品選定のためデータを活用しているとしても、最終ジャッジは人がしているのではないかと思った。もし、機械的なデータのみで商品をピックアップすると、ラインナップ商品がもっと偏っていてもおかしくないからだ。このお店に並んでいたのは、色んな人が楽しめるように全体のバランスが考えられていた。結果、「この店舗は他のお店と何が違うんだっけ?」と頭をかしげた。

Amazonの良さは、関連商品の精度(≒ 個人に向けたパーソナライズ)だ。皆が楽しめる店舗にすると、その良さを発揮できない。そこが、普通のお店となんら変わらない印象にさせているのではないか。

自分用には適さない店だがプレゼント用には最適IMG_7266.JPG

本店舗は、ホリデーシーズンに向けてオープンしている。つまり、プレゼント向けなのだ。自分用の商品を探すには、自分の欲しい商品が置いてあるお店に行くのが良いだろう。しかし、プレゼント用となれば、なんとなく評価の高いものをさっくり見つけて購入できるこのお店は役に立つ。特に、子供用のおもちゃは充実しており、何かプレゼントを買わなければいけないが時間がない時に適している。

「プレゼント用に」ということがキーになるだろうこの店舗。ホリデーシーズン以降も引き続き営業をするそうだ。商品補充はもっと頑張ってほしいが、ニューヨークを訪れる際に足を運んでみると楽しい店ではある。

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