【チームラボ】お台場と豊洲、どっちに行ったら良いの? 〜違いとレポート〜

夏休み前、お台場と豊洲にチームラボのアートミュージアムが開業しました。早速、2つのミュージアムに訪れたので「どっちに行こう?」と迷っている方に参考になるよう違いを比較しつつ、体験をレポートしてみます。

結論 :どっちに行ったら良いの?

チームラボ ボーダレス(お台場)とチームラボ プラネッツ(豊洲)どちらに向いているのか、先に結論から紹介します。

  • チームラボ ボーダレス(お台場)⇒ 小さな子供と一緒に行く方
  • チームラボ プラネッツ(豊洲)⇒ 大人だけで訪れる方(デートにはすごくお勧め)
  • いずれも、少なくとも2年先まで営業している予定なので、暑い夏に急いでいく必要はなさそうです
  • 一日に両方行くことは、体力的にお勧めしません
  • 必ず事前に予約チケットを買いましょう。前売り券が完売している場合、当日券の販売は無いようです

2つのミュージアム概要の比較

公式サイトから概要をまとめ、比較表(7月22日時点)を作りました。大きな違いは、ボーダレス(お台場)の方が子供料金が安く、広いため遊びきるまでの時間が長いです。プラネッツ(豊洲)は、遅い時間まで営業をしていることが挙げられます。

チームラボ ボーダレス(お台場)

広い館内ですが、地図はないため、自分で探検し、作品に出会うことを楽しみます。(見たい作品が見つからない場合、スタッフの方に「○○はどこですか?」と尋ねると教えてくれます)私が訪れた際、入場に制限のある作品が2つありました。それは、「ランプの森」と「浮遊する巣」で、いずれも10-15分ほど並びました。(混雑時は、並ぶ作品が増えたり、より行列が長くなったりする可能性は高いと思います)

「ランプの森」はフォトジェニックなので、写真を撮りたい方は行ってみると良いと思います。ランプの森に入れる時間は制限されており、あっという間(数分)で終わってしまいます。綺麗ですが面白さは薄い作品でした。「絶対に写真を撮りたい!」と思っていない限り、無理して並ぶ必要はないと思います。

「浮遊する巣」では、「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス」という作品が投影されており、巣の形をしたネットに寝そべりながら観ます。これは見る価値あります!「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス」自体がよくできており、「浮遊する巣」でなくても観ることが出来ます。並びたくない方は、そちらで体験してみてください。

私が最も気に入ったのは、「靄(もや)の彫刻」。二面の壁と天井に等間隔にムービングライト(動くスポットライト)が設置されており、すべてまっすぐ照射すると立体の空間が浮き上がるようになっています。ムービングライトがぐるぐる動いたり、色が変化したりします。もともと照明好きなこともあり、長い時間この空間にいても飽きませんでした。

3階にある「運動の森」と「学ぶ!未来の遊園地」は、子供が楽しめる要素がいっぱいです。子供しかできないアクティビティもあり、子供なら何時間も遊べると思います。大人だけで行くとぐるっと一周してすぐに終わります。広くはないものの、まだ一人で歩き回れない小さな子どもが安全に遊べるスペースもありました。このスペースは赤ちゃんがたくさんいて和みます。3階へは、必ず2階の作品を見終わってから行ってください。というのも、出口に行くには必ず3階を通る構造になっており、また2階に戻ってしまうと再度3階までの長い階段を上って下りないと出られないからです。(普通のビルの1階分という感覚だとあとで階段を見て驚くかも知れません)

▼ 注意したい点

  • 荷物預けずに中には入れますが、預けた方が思いっきり遊べます。ただし、飲み物や小銭、子供のために必要なものは持っていく方が良いでしょう。中に自販機もあり、飲み物は購入が可能です
  • トイレと自販機と休憩スペースはセットになっており、館内にいくつか点在しています
  • 靴はスニーカーか足にストラップなどで固定され脱げないサンダルを履いて行く方が良いでしょう。シューズをレンタル(無料)もできますが、シューズの貸し借りに待つのは勿体無いです
  • 自撮り棒はNGと表示がありますが、スタビライザーを持っていた人も注意されていました
  • ロッカーを使いたい場合は100円玉を一枚用意しておくと良いでしょう。帰る際に返金はされます

チームラボ プラネッツ(豊洲)

こちらは、2016年夏にお台場で開催された「DMM.プラネッツ Art by teamLab」が進化したミュージアムです。2016年は、開催期間が夏だけので簡易の建物でできていましたが、今回は2020年まで営業するため、専用の施設が建設されました。公式サイトに記載が無かったため上記比較表には記載しませんでしたが、建設計画の看板から延床面積が約5,000であることがわかりました。(昔、地図を作っていたとき、こういうのを見ていました!w)ボーダレスの半分くらいの広さですが、広さより作品の方が大切なので気にする必要はありません。

中に入ると、すぐにワクワク感が高まります。これは是非、行って感じてください。プラネッツには順路があり、すべての作品を見て回ります。

やはり見どころの1つは、「The Infinite Crystal Universe」という、たくさんのLEDが張られた作品。こちらは2016年のプラネッツで最も話題になった作品です。(ボーダレスには「Wander through the Crystal World」と言う作品名で同様の作品があります。プラネッツの方が広いです)とてもフォトジェニックなので、たくさん写真を撮ってください。このように!

一番楽しかったのは、「変容する空間、広がる立体的存在 – 自由浮遊、3色と新しい9色」です。大きなビニールのボールがたくさんあり、ボールが何かに接触すると色が変わる仕組みになっています。(ボーダレスには、ボールが床に縫い付けられている状態のものが有りましたが、床にくっついているかどうかで体験が全く違いました)私がプラネッツに行ったのはオープン後すぐで、人が少なかったため、人を気にせずボンボンボールをぶつけて遊ぶことができました。このように!!

一番すごいと思ったのは、「Floating in the Falling Universe of Flowers」です。こちらは、プラネッツ最後の作品です。じーっと寝そべりながら作品を見ていると、自分がふわふわと宙に浮いている感覚になりました。また、3Dメガネを掛けているわけではないのに、スクリーンに映された花たち迫ってくるのです。迫ってくる演出を作るのはとても大変だっただろうなぁと、感激。公式サイトで、プラネッツは「超巨大没入空間」と謳ってますが、個人的に最も没入感のある作品だと思います。没入といえばVRですが、面白いことに本作品を観た後にVR視聴後にくる酔いと同じ酔いがきました!

▼ 注意したい点

  • 裸足にならないと参加ができません。何度か足が濡れるタイミングがあり、一番深くて床から30cmくらいの水の中を歩きます。長ズボンやロングスカートなど裾が濡れる洋服を着ている場合、会場で貸してもらえるハーフパンツに履き替えます(無料)。全身の写真を撮ることもあるので、ハーフパンツ姿にならないように、服装を考えたほうが良いでしょう。また、床が鏡張りのところも多く、スカートだとショートパンツに履き替えることを勧められます(その後どうするかは個人の自由です)
  • 水の中を歩いた後は足拭きタオルを貸してもらえるので、タオルの持ち込みは不要です
  • こちらも自撮り棒は使用できないので、スタビライザーもNGだと思います
  • ボーダレスと異なり一度入ってしまうと自販機やトイレはありません。トイレは荷物を預けるロッカースペースにあります
  • 手荷物はスマホ以外、全部預けないと入れません。スマホを首にかけられるビニール製の袋は入場時に貸し出されます(2年前のイベントではもらえましたが、今回は返却します)
  • ロッカーを使いたい場合は100円玉を一枚用意しておくと良いでしょう。帰る際に返金はされます

作品に参加できるアプリは、どうだった?

ボーダレスとプラネッツで作品に変化を生めるアプリ(iOSAndroid)があります。アートとテクノロジー好きの私は「アプリを使うとどんな体験ができるんだろう?」とワクワクしていました。

実際にアプリを使ってみたところ、期待値が大きすぎたからか驚きはありませんでした。現在アプリに対応している作品は、両ミュージアムのLEDを使った「Crystal」とプラネッツの「Flower」の2種類。Crystalでは、自分が選んだテーマによって光が変わるようになっています。しかし、他にもアプリを使っている人がいるため、どれが自分で操作したものかわかりませんでした。Flowerでは、アプリ内にいる蝶をスクリーンに飛ばすことができるのですが、スマホからスクリーンに移ったくらいで「そっか」と思い、アプリを閉じました。リアルタイムでシンクさせる、このアプリを作るの大変だっただろうなぁ、、、と思うので、本当に勿体ない!

過去にチームラボがそのような類のアプリ出しているか調べてみました。最も古かったのは、2016年12月からシンガポールで展示が始まった「Story of the Forest」という作品のようです。Google Playのレビューを見ると低評価でコメントもあまり良くないです。その時から1年半も経っているのですが、改善が難しいのでしょうか。体験としては、もう一捻り、二捻り欲しいです。あまりスマホに夢中になると、歩きスマホで衝突事故に繋がる恐れもありますが、せっかくやるなら驚きは欲しいです。ちなみに、アート関連のアプリで一番驚きがあったのは、SnapchatのJeff Koonsの作品です。(過去の体験談記事

アプリがあったからか、訪日外国人がたくさん来そうだからか、撮影した写真や動画をSNSにアップしてほしいからか、両ミュージアムにはFree WiFiがありました。これは嬉しいですね!

2つのミュージアムを訪れた全体の感想

私は、どちらもとっても楽しかったです! どちらか一つだけ選ばないといけないとすると、迷わずプラネッツ(豊洲)を選びます。ボーダレスより作品数は少ないかもしれませんが、1作品に対するスペースはプラネッツの方が広く、大きく表現できるため迫力もあります。しかし一番好きな作品は、ボーダレスの「靄(もや)の彫刻」です。やはり選ぶのは難しいですね。

両ミュージアムは外国人ウケも良いでしょうし、海外の友達が日本に来たとき連れて行ってあげたいと思えるスポットができて嬉しいです。プラネッツは2020年秋までの営業ということで、東京オリンピックでの集客を見込んだ全力投球感がします。2つのミュージアム以外に、訪日外国人(恐らく中国の富裕層)を狙ったチームラボの作品「MoonFlower Sagaya Ginza」があります。銀座の佐賀牛を扱う飲食店とのコラボレーションで、プロジェクションマッピングされた美しいテーブルと壁が特徴です。行ってみたいのですがコース料金が1人3万円と手が出ません・・・。是非行かれた方は感想を教えてください。

それぞれの関心や、一緒に行く人で体験が大きく変わると思うので、レポートは参考程度と考えていただき、いずれのミュージアムでも思いっきり楽しんでくださいね。

おまけ(運営方法や会社について)

調べていて面白かったのは、運営について。プラネッツは運営のために「株式会社Planets」という専用の会社が設立されています。ボーダレスは、そのような会社はなく、森ビルとチームラボが共同で運営をしています。ボーダレスの営業期間は、「permament」と日本語で「永久」になっています。ずっと運営してゆく割に専用の運営会社がないことを不思議に思い、調べ始めてしまいました。

株式会社Planetsの代表取締役は野本巧さんという方で、DMMのCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)を務めていらっしゃいます。チームラボでも役職をお持ちのようですが、DMMで他の事業にも携わられているようで、DMMグループ1つと考えて良さそうです。プラネッツのスタッフの教育と派遣は、DMMの子会社「株式会社FALECO」が行っています。(ボーダレスは、イベント専門の派遣会社に任しており、チームラボの他イベントもその会社に委託しているようでした)

PRについても違いを感じました。ボーダレスはサニーサイドアップに委託しているようで、プレスの問い合わせ先が、サニーサイドアップのボーダレス担当かチームラボ広報になっています。プラネッツについては、問い合わせ先の記載がなく、Google Formsで問い合わせる形になっています。また、プラネッツは広告にもお金をかけており、テレビCMを流したり、ウェブ広告でもよく見かけます。(ターゲティングされていたとしても、ボーダレスだけでないのは違和感があります)

そして、CMに出演しているのは、北野武さん、ローラさん、山下智久さんの3人。共通点は、これまでDMMのCMに起用されたことがあることです。(北野武さんは「DMM.make」「DMM.com証券」、ローラさんは「DMM bitcoin」「DMM.com証券」「DMM英会話」、山下智久さんは「DMM mobile」など)PRにもDMMが強く関わっていそうです。

このような点から、同じチームラボのミュージアムであっても、裏側が全く違うようです。組先によって運営が変わるのは当たり前ではありますが、DMMの力の入れようは体制面でも感じられます。ここからは憶測ですが、株式会社Planetsは、「チームラボ プラネッツ ○○ DMM.com」という名前で世界各地でプラネッツの展示をしてゆくのではないかと思っています。(だから会社設立に至った?)実際、野本代表取締役は、今後ニューヨークでも開催を予定していると発言していました。現在、来年の夏からブルックリンのIndustry City でチームラボのイベントが開催されるとみられています。(Industry Cityはアート系のイベントを多く開催している施設です。週末にはイベントもよくやっています。個人的にはおしゃれスポットだと思っていたのですが、先月ブルックリン在住の人にNot so muchと言われました。でも、プラネッツがスタートしたら確実におしゃれスポットとして認めてもらえるはずです!)

公式ウェブサイト

森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス

チームラボ プラネッツ TOKYO DMM .com

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