Snapchatのグラス「Spectacles」を買って気づいたこと、またアメリカでは流行ってるの?

LAに滞在する機会があったので、LAに本社があるSnapchatをフルに使いこなそうとSpectacles(スペクタクル)を買ってみました。Spectaclesを購入できるのは、オンラインか自販機のみ。購入の体験も面白かったので動画に収めてみました。また使ってみた感想やアメリカでの知名度や売上本数についてもまとめてみました。

Spectacles基礎情報

アメリカティーンに大人気のSNS「Snapchat」を提供するSnap.Incが2016年11月10日に発売開始したカメラ付きグラス「Spectacles(スペクタクル)」。Google Glassが$1500というなかなか手を出しにくい値段でしたが、このSpectaclesは$130という10分の1以下ということで、公表・リリース時に話題を集めました。色は、赤、黒、青の三色展開。レンズがミラータイプになっており、最先端のガジェットの割にパリピオシャレな感じでギーク感が薄く使いやすいです。

Spectaclesは、自分が撮影したい時にグラス右についているボタンを押すと10秒の動画を撮影してくれます(もちろん音声も有)。動画は、115度と広角なため、実際に見ている視野に近いものが撮影できます。(少しだけ視野より広い気がしましたが・・・)

Spectaclesを自販機で買ってみた

自販機には、大きな画面がついており、自販機前に立っている自分が映し出されます。グラスの色である赤、黒、青の3つの大きなボタンがあり、それを押すとそのボタンの色のグラスをARでかけている状態になりました。どの色を買おうかなーと迷ってもこのARで判断することができますね!(と言っても。私は実際のものを全部かけさせてもらいましたw)

クレジットカードを入れて、PINコードを入れて、欲しい色のボタンを押すと、自販機からその色のグラスが出てきます。この辺、普通の自販機と動きが一緒なので何も迷うことはありませんでした。

購入後のセットアップはポップアップストアのお姉さんが全部やってくれました。Snapchatアプリで画面にコードを出し、Spectaclesのカメラでそのコードを読み込んでいました。

撮影した動画は、Snapchat起動時にBluetoothで同期されます。HDバージョンも指定すればダウンロードできます。しかし、普段から高画質に慣れてしまっているため、SpectaclesのHDは「本当にHDになっているの?」と確認してしまうくらいの画質でした。

▼はじめて撮影した動画(HDです)

使ってみて思ったこと

ポジティブ

  1. 使い方が超簡単!ボタンを押すだけで録画できるので、動きがとてもシンプル
  2. バッテリは思ったより持つ。1日60本ほど撮っていたが、電池が切れることはなかった
  3. オシャレ感がある
  4. サングラスとしてちゃんと日除けもできていた
  5. 視野が広く、自分が見ている光景がちゃんと映っている

改善してほしい点

  1. 10秒が結構短い。もう少し長く撮りたいと思うことが何度もあった。録画ボタンを押すと最長30秒まで録画可能だと思っていましたが、10秒✕3本になっていたのはちょっと悲しかった(反面、10秒と割り切るのはプロダクトとして悪いことではないような気もしています。使用して間もないので、慣れてくると10秒で丁度いいものが撮れるのかも。ユーザーの学習にどのくらい時間がかかるのか・・・)
  2. HDの画質はもっと良くして欲しい。(多分これをすると$130で提供できなさそうですが)
  3. Snapchat上で再生すると、画面が広いのですが、動画としてDLすると丸い動画にになってしまう。せっかくデータがあるのにもったいない。DL時に、縦サイズなのか横サイズなのかを選択させて、もっと広い画面で見せたい
  4. グラスをシャツの胸あたりに引っ掛けているときにも撮影できたらもっと可能性は広がりそう。DLすると動画の向きを変えられたらこの問題はクリアできる
  5. 動画撮影からSnapchat投稿までをもっとスムーズにしたい。Snapchatへ投稿するには、まずアプリを立ち上げ、Bluetoothで動画を同期する必要がある。同期が完了し終わった後に、動画投稿ができるようになるのだが、立ち上げた時に10本ほど同期していないものがあると、それを待たなければいけない。「今のすぐに投稿したいのにー!」という気持ちに何度かなった
  6. ケースをもっと軽量、コンパクトサイズにして欲しい。基本持ち運びが必要になるので、今のケースは結構場所を取る(余談ですが、ケースは三角なので日本人からすると「おにぎりケース」に見えるw)
  7. 歩いている時に撮影した動画をずーっと見ると酔う(歩いていても画面揺れなくスムーズになるとと嬉しいです)

▼歩いている様子。視野はすごく広くてとても良い

▼Spectaclesをシャツの胸に挿して撮影すると横になっちゃう

 

実際アメリカではどうなの?流行ってるの?

私がSpectaclesを買ったのはVenice Beachにあるポップアップストア。道を歩いている人がポップアップストアを「なんだろう?」と覗き込んでいても、なかなか立ち止まる人は少なく、ストア内もガラガラで正直流行っているという感じはしませんでした。もちろん、リリースから時間が経っているからかもしれませんが。

また、テック系ではないアメリカ人の友だちに、Spectaclesについて話したところ存在を知っている人はいませんでした。でも、みんなSnapchatのアカウントは持っていたし、「そんなのあるの!?」と興味津々な人が多かったです。また、Venice Beach滞在中も「それ何?」と何度か聞かれました(確認したところ皆さんローカルの人でした)。Snap Inc.の本社があるVenice Beachでもまだまだ知られていない存在だったことに驚きました。

8月10日、Specataclsの第二期目の売上のニュースが出ていました。2017年Q1より35%減少したようで、累計 14万本 (2016Q4: 34,600本、2017Q1:64,000本、2017Q2:41,500本)ほど売り上げたのではないか? と推測されています。(メディアによって推測本数が異なっていましたが、だいたいこんな感じ)

手に届きやすい価格にはなっているものの、知名度もまだまだ低く、販売本数も3期で14万本とは思っていたよりも少ないです。ただ、まだ若いビジネスであり、今回のトライで得た知見も多いはず。Snap Inc.も上場時に「カメラカンパニー」であると表明していたため、今後、グラスだけでなくもっとアグレッシブなスタイルを提案してくれるのではないかと思っています。(既に第二弾の噂有り!) Snapchatは、アプリとしても新しい体験や価値を提案してくれていたので、今後の動きも楽しみです。

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