最近よく聞く「ユニコーン」、ところでちゃんと知っていますか?

日本でもよく耳にする用になってきた会社「Airbnb」「Uber」「BuzzFeed」、いずれも世界で「ユニコーン」と呼ばれる会社であり、注目されていることをご存じですか? これからの仕事を考える上で、参考となる「ユニコーン企業」。それは何であり、なぜ注目すべきかを解説します。

「ユニコーン」ってなに?

「ユニコーン企業」とは、非上場であるが評価額が10億ドル(約1200億円)以上ある企業のことを指す。2013年11月、それらの企業の呼称として「Unicorn」と表現されたことを切欠に広まった。日本では「ユニコーン企業」と呼ばれている。2016年1月時点、ユニコーン企業は世界に159社存在するが、日本企業はまだない。(参考:TechCranch)

評価額が高い企業トップ3は、Uber(510億ドル)、シャオミ(450億ドル)、Airbnb(270億ドル)、とよく聞く名前が上がる。また、これらのような評価額が100億ドルを超える企業は、現在11社あり、これらを「Decacorn(デカコーン)」とも呼ぶ。(ちなみにBuzzFeedは1.5億ドル、Skyscannerは1.79億ドル、Taboolaは1.12億ドル)

評価額は、投資家やVC(ベンチャー・キャピタル)による評価なのだが、評価額の高さと売上の高さは必ずしも一致するわけではない。「(企業)が作りあげようとする(何か)を成功させて欲しい」という期待がプラスされた額である。そのため、「評価額」と「企業価値」は、完全にイコールの関係ではない。

なぜ注目する必要があるのか?

ユニコーン企業に共通する点は、新しい方法で古くからあるシステムを崩してくれそうだったり、新しく課題解決ができそうな企業であることだ。評価額に現れる、期待というのはこのような点に大きく現れる。
Uberは、米国タクシー会社Yellow Cabの売上を脅かす存在になっていることや、Airbnbの売上額は、ヒルトングループとほぼ同等になるまで成長している(詳細)。従来のタクシー業界やホテル業界に無かった方法でこれまでの市場を変え始めているのだ。新しい常識を作ったことによる影響は、それに関連する市場にも広がる。例えば、Airbnbが流行することにより、スマートロックのニーズが高まったり、清掃業者の仕事が増えたりすることが考えられる。今後の市場の動きを予測するためにも、ユニコーン企業は注目すべき指標の一つなのだ。

ユニコーン企業の傾向

2016年1月時点で、ユニコーン企業の総評価額は約5360億ドル。評価額を産業ごとにみると、Uber,AirbnbなどのC向けネットサービスの額が最も多く、Dropbpxなどのソフトウェア関連、Eコマース、ハードウェアがそれに続く。

また、ユニコーン企業がある国にも注目したい。アメリカは100社と全体の63%を占める。最近になって増えてきているのが、それに続く中国(28社)とインド(7社)だ。中国とインドは、人口が多く、市場規模も大きいため、日本企業が一社もない中この勢いは今後も続いていくと思われる。

総評価額や、ユニコーン入りする企業が日に日に増え、景気のいい話に思えるかもしれない。しかし、投資家やVCの過度な投資によりユニコーン企業の価値が高騰しており、もうすぐユニコーンバブルが弾けるのでは?という記事も多く目にする。過度な期待を背に、全力疾走してきたベンチャー各社。どのタイミングでIPOをしてユニコーンを卒業してゆくか、またはIPOできずにユニコーンから脱落するか、大きな動きがありそうだ。

まとめ

今後の事業やサービスを考える上で「ユニコーン企業」は、参考にできることがたくさんある。日本に存在しないサービスがあれば、類似サービスができないか考えてみたら良い。Airbnbのように既に多くの利用者がいるサービスに関連したサービスを始めることも良いかもしれない。それらが成功するかどうかはさておき、これまで古く続いてきたシステムが、新しいテクノロジーによって改変が起きていることは事実である。古くからあるシステムは、Yahoo! JAPANのトップページかもしれないし、検索サービスかもしれない。それを別の会社によって改変されていくのではなく、自ら先人を切って変えてゆきましょう!
※本記事にあるユニコーン企業の情報は、2016年1月27日時点にTechCranchで掲載されていたものを基準としています。

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