「Anyca」でプジョーのオープンカーを借りてみた

9月9日にDeNAがリリースしたC2Cのカーシェアリングサービス「Anyca(エニカ)」、気になりませんか? 早速、シルバーウィークにAnycaで車を借りて出かけました。他のレンタカーとは何が違うのかご紹介します。

「Anyca」を注目すべき理由:拡大するカーシェア市場

レンタカー市場をみると、2014年は前年比4.1%増の6350億円で年々拡大している。また、カーシェア市場も、2011年に50億円規模だったものが2014年には約154億円規模に成長、2015年は200億円を突破するとしている。

Anycaで対象となる日本の自家用車の台数は6000万台あり、レンタカーの28万台やB2Cカーシェアリングの1.5万台に比べて圧倒的に規模が大きい。また、自家用車の稼働率は1年で10日間(約3%)と低い実態があるそうだ。つまり、カーシェア市場は勢いよく拡大しており、さらに新しく市場に入る自家用車の台数は6000万台もあり、それらが使われてない時間は97%ほどある。ポテンシャルが非常に高いのだ。

利用までの流れ

1. サービス登録

Anycaは、1日単位の自動車保険に加入する必要がある。東京海上日動火災保険株式会社が2012年1月より提供している保険で、加入は必須。保険に入るだけで、貸す側も借りる側も少し安心感がある。

1. プロフィールの登録(クレジットカードの登録をするので、支払いは自動的にカードとなる)
2. 保険の登録(アプリで免許書の写真を撮り、その場で簡単に登録できた)

2. クルマ選び

車選びは、非常に細く絞り込みができるようになっていたが、車の登録数がまだ多くないため必須の項目がなければ日程のみ指定し、地図から探した方が便利だった。地図から検索する際のUIも優れており、地図上で値段と予約可能かどうかが分かりやすかった。Anycaはスマホアプリでないと車の予約はできないが、車検索はwebサイトからできるため、PCで借りたい車を見つけ、アプリで予約リクエストするとスムーズ。

(▲緑字が予約可、灰字は予約不可。白塗がチェック済み、緑塗が未チェック、赤塗が選択中)
私の場合、車の引き渡し場所(自宅から目的地に向かう方向にあり駅から近い場所で借りれるところ)で探していた。高級車もたくさんあるため、あこがれの車に乗りたい!という理由で探すのも楽しそうだ。

3. 予約

借りたい車を見つけたら「予約リクエスト」を送る。これは、リクエストであり、相手の承認がないと確定しない。今回、予約確定までに3つのリクエストを送った。(メッセージのやり取りは、すべてアプリ内メッセージであるため個人的なメアドや連絡先のやりとりは不要)

1つ目のリクエスト

「既に予約が決まってしまった。またスケジュール更新をしていなかったすみません」との連絡があった。ここでわかったのは、満空管理はオーナー自身でコントロールする必要があり、リアルタイムに予約が反映されないこと。

2つ目のリクエスト

全然レスが来なかったので、別の車を探し、そちらが確定したので私からキャンセル。

3つ目のリクエスト

すぐに承認の連絡が来たため、予約成立! その後、車の受け渡し場所についてすぐにメッセージが届いた。メッセージは2往復ぐらいでやり取り終了。受け渡し場所は、とあるファミレスの駐車場となった。

4. クルマの受け渡し

当日の朝、指定のファミレスに到着し、メッセージで連絡。オーナーが現れたところで、すぐに車まで案内してもらえた。まず、本人確認のため運転免許証の提示をする(見せるだけ)。その後、傷のチェックを通常のレンタカーのよう車の周りをみながら行った。次に、車の使い方や注意点などを細かく説明してもらった。この所要時間が20分ほど。すぐ借りて行くよう予定を立てていたため、少し早めに借りられるよう時間設定をしておくべきだった。

説明は、車のホイールが出ているので横を擦りやすい、右ハンドルでしたが外車仕様なのでウィンカーとワイパーを間違えやすい、オープンカーの開け方・閉じ方、事故った時はどうするか、返す時の注意点など大切なことだったため急いでいてもこの時間は必ず確保すべき。(傷のチェックから使い方まで、オーナー主導で行ってくれた)5. クルマの返却、レビュー

通常のレンタカー同様、ガソリンを満タンにして指定の場所まで戻り、返却完了。オーナーがサラッと車を見ていたが、返すときは2,3分で終了。その後、Anycaから「オーナーのレビューをつけませんか?」という通知が入る。数時間後、オーナーからドライバーの私にレビューをつけてもらったようでAnycaから連絡が入った。

今後、できるといいこと

現状でも非常に便利に使えたが、こんなことがあると便利だなと思ったことを2点紹介する。
まず、スマートロックで車の引き渡しをもっとスムーズにしてほしい。実は、Anycaでは既に検討しているようで10月にスマートロックにも導入予定と発表していた。これが実施できると、オーナーと会うことなく車の受け渡しが可能となる。(この時は説明をどうするのだろう?という疑問もある)

次に、普段運転しないためETCカードを所持しておらず、高速での支払いが大型連休だったこともあり非常に面倒だった。ETCカードを持っていなくても、Anycaユーザー向けのカードなのかアプリなのかでETCゲートを通れるようになると本当に素晴らしい!

感想

日頃から都内のレンタカー競争率は高いと感じていたため、借りられる車の台数が増えることは大歓迎。今回も突発的にシルバーウィークに車を借りたのだが、レンタカー各社はどこも「空車なし」。近所のB2Cカーシェアの車も常に借りられており、全く車が見つからなかった。まだリリースされたばかりということもありAnycaでは容易に空車を見つけることができた。また、アプリの使用感もとても優れており、終始便利だと思った。特にレンタカーと違うと思ったのは、車種の豊富さ。いろんな車があるため車を探すことを楽しめた。
今回、車を借りたオーナーさんから聞いたのだが、リリース時に登録していたオーナーさんの9割がDeNA社員だそう。そのため、リリース間もない現在でも、サービスをしっかり知っており、きちんと貸し出しできる人ばかりがオーナーなのだろうと予測できる。まだ台数は少ないが、借りる相手がしっかりしていることと10/31まで1回につき5000円OFFキャンペーン中のため、格安で良質なサービスを受けられた。少しでも借りてみたいなら、今が本当にチャンスだと思う。(私もプジョーのオープンカーを12時間1600円で借りられた)

AirbnbをみるとC2Cシェアリングサービスは少しずつ日本で受け入れられているように思える。Anycaのように他人に車を貸すということは日本人にとってハードルが高いのかはまだわからない。収益の仕組みは、レンタル料の90%はオーナーに支払われ、10%はDeNAの収益になるそうだが、使っていない時間にお金を生み出してくれるツールとして考えたら広がる可能性は大きいはずだ。特に都市部では需要もあるため今後の広がりが楽しみだ。
あと、素敵なオープンカーでしたが日差しが暑かったです。

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